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朝焼け
 歳を取ったせいか、最近は朝起きるのが早くなった。
 天気の良い日の朝は、家の中のこまごまとした用を済ませてから、庭に出て軽くストレッチングなどで体を動かす。
 この日、ひんやりとした空気を胸いっぱいに吸い込みながら、前日の電話を思い出した。

朝焼け

 それは、高校時代に一番親しかった友人の訃報であった。
 大きな料亭の息子で、家族とも親しかったので、勉強を口実にすっかり入り浸っていた頃もあった。
 料亭には立派な客室、大きな風呂、入り組んで迷路のような廊下、蔵座敷などあって、どれも自分には日常とかけ離れた別世界であった。
 学生時代は成績優秀でスポーツ万能だった彼も、社会人としてはさほどの成功を収めることも無くこの世を去ってしまった。
 彼の胸の内がどうだったのか、今となっては知るすべも無い。
 自分が精一杯生きることで、お悔やみに代えようと思っている。

 この朝、西の空には大きな虹がかかっていた。

カテゴリ:つれづれ雑記 | 10:19 | comments(0) | trackbacks(0)
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